TOPICS・最新情報

『相続』委託者指図型投資信託受益権、個人向け国債の相続

広島の弁護士齋藤法律事務所です。興味のある判例のメモです。 判例時報・備忘録 最高裁平26・2・25小法廷判決・共同相続された委託者指図型投資信託の受益権は、相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されない。 株式に、自益権と共益権が含まれ、共同相続された株式が相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されることはない(最高裁昭和45年1月22日判決)ところ、本件投信受益権は、口数を単位とするもの
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『交通事故』20年の除斥期間経過後の訴訟提起

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 判例時報・備忘録 水戸地裁下妻支部平25・10・11判決・平成4年12月29日に父の運転する乗用車に乗車中衝突され、脳挫傷、軸椎歯突起骨折等の重傷を負ったところ、平成24年8月8日症状固定の診断、平成24年9月26日に自動車損害賠償責任保険の事前認定により併合10級の後遺障害認定を受け、平成25年2月23日に訴訟提起した。・民法724条は、「不法行為による損害
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交通事故後に行う証拠のこと

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 民事の損害賠償を有利にすすめるためには、証拠の確保が必要です。 交通事故時の衣類、ヘルメット、靴などは必ず保存しておいて下さい。また、事故車両そのものも保管しておければ望ましいですが、難しいならできるだけ多く写真を撮っておいて下さい。交通事故現場についても、可能であれば、タイヤの痕、飛び散ったものなどの写真を撮っておくとよいと思います。なお、ABSの普及で、
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交通事故の3つの責任

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 基本的なことですが、交通事故の加害者になると3つの責任が発生します。民事責任、刑事責任、行政上の責任です。 民事責任とは、損害賠償責任のことです。交通事故の加害者になると、治療費や慰謝料、車の修理費用等を支払う義務を負いますが、これが民事責任です。 次に刑事責任ですが、これは国から処罰されるか否かという問題です。例えば、自動車の運転上必要な注意を怠って人を
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『不動産』駐車料金の滞納について自動車の競売が認められたケース

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 判決文によるとおよその事案は次の通り。 AさんはBさんと、Aさんの駐車場を利用させる契約を締結したましが、Bさんが駐車代金を支払わなかったので簡易裁判所に訴訟を提起しました。簡易裁判所は、Aさんの請求を全面的に認め、Bさんに駐車代金を支払えとの判決を下しました。Bさんは車をAさんの駐車場に停めたままだったので、AさんはBさんの車を競売にかけることを裁判所に申
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『交通事故』後遺障害等級と後遺障害診断書

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 交通事故損害賠償の世界では、「後遺障害等級認定」は非常に重い意味を持ちます。 後遺障害が残ったことに対する慰謝料である「後遺障害慰謝料」の金額や、後遺障害が残り、働くことが難しくなったことによって失った利益である「後遺障害逸失利益」の金額は、「後遺障害等級」によって決まるからです。 例えば、裁判所の基準(赤い本基準)の後遺障害等級1級の慰謝料は2800万円
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『交通事故』後遺症と後遺障害は同じ意味?

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 交通事故で受傷し、治療を継続していくと、ある時点でそれ以上症状が改善されず、症状が残る場合があります。このように、それ以上症状が良くも悪くもならない状態を症状固定といい、残った症状を後遺症といいます。 では、この後遺症と、交通事故の損害賠償で使われる後遺障害とに違いがあるのでしょうか。 簡単に言うと、後遺障害とは、後遺症のうち、自賠責の後遺障害等級認定がさ
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『交通事故』会社役員・取締役の休業損害

広島の弁護士、齋藤法律事務所です。 給与所得者が交通事故で欠勤した場合、会社から受け取るべき税込み額の収入を基準にして休業損害(休業補償)を計算します。 そうすると、会社役員(取締役)の場合も役員報酬を基準にして休業損害(休業補償)を計算すればよさそうだと思えます。 しかし、実務上は、役員報酬を、実際の仕事の対価である労務対価部分と、役員だからということで受け取る利益配当部分とに分けて、労務
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『交通事故』主婦・主夫の休業損害

広島の弁護士齋藤有志です。今回のテーマは『交通事故・主婦・主婦の休業損害』です。交通事故で、怪我をして働けない場合、働けなかった期間の収入が減少することになります。この収入減少分は、「休業損害(休業補償)」として、加害者に請求できます。では、主婦・主夫のように、家事労働に従事している人はどうなるでしょう。自宅で、自分の家族のために家事労働に従事している方は、賃金をもらっていないですよね。そうすると
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